高校生の時に、法学部は経済を含め幅広い分野の勉強ができ、将来「潰しが効く」と思っていました。医学部も合格しましたが、自分の魅力を最大限に活かせるのは法学部だと思い進学しました。

　大学三年のころ、『徳島に貢献したい』、『いろいろな人に幸せになってほしい』との思いから弁護士を目指す決意をしました。

　大学時代は弁論部に所属し、街頭演説やゼミで社会人の話を聞いたり、ビラまきやボランティア活動を行っていました。

　今は徳島で弁護士登録をし、テレビ・ラジオの法律相談番組への出演や、徳島大学非常勤講師として壇上に上がっています。

以前に執務していた法律事務所では、先輩方の指導を受けながら、種々の事件を担当し様々な経験が積めました。自分で開業することに魅力を感じ、平成23年12月、代表弁護士として現在の事務所を開業しました。

うずしお法律事務所さんについて

　まず、事務所の概要を教えていただきました。相談者は「男65：女35」の割合で、労働問題が多く、ついで、いじめ相談の親子が多いそうです。

　瀧さんが初めて受けた依頼は労働問題で、得意分野の1つだそうです。これまでにも多数扱ったそうです。

弁護士の仕事とは

　次に、弁護士さんが日々どのような仕事をされているのか教えていただきました。

　弁護士は裁判を効率的に進行するため、『このような主張・証拠を提出します。』といった準備の打ち合わせに、1週間で約10回程裁判所へ行きます。多いと1日で4～5回になるときもあり、時には県外の裁判所へ行くこともあります。

　有利な訴訟活動を行うため、必死で証拠を集めたり主張をしたりして議論を戦わせ、可能な限り相談者が有利になるような解決策を見つけていくのが弁護士としての仕事です。

　私たちにとって、弁護士という職業はとても堅いという印象がありました。しかし、瀧さんはとても気さくな方で、私たちの質問に対してやわらかな語り口調で、かつ瞬時に答えてくださいました。また、「人生に関わる重大な仕事」をされているということ自体も、瀧さんの魅力だと感じました。

　取材中は、どの質問にも真摯な態度で丁寧に答えていただくと共に、的確なアドバイスもいただきました。知識が豊富で視野がとても広いという印象を受けたのは、日々の読書量の多さの結果が表れていると感じました。そして、温厚な人柄で包容力のある「青年弁護士」という印象を受けました。

　この取材を通して、私たちも資格や技術を身に着けるため努力を重ねて、微力ながらも地元の徳島に貢献することを目標に自分達自身を高めていきたいと強く思いました。