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取材に行ってきました+

GACKT特別インタビュー

鳴門市第一中学校でのサプライズライブを終えたGACKTさん。まいぷれ徳島編集部は、GACKTさんの圧倒的なオーラに緊張しつつも、これを読んでくださる方にGACKTさんの想いをしっかり伝えるべく取材をしてきました。最後には、徳島にまつわる話も少しだけ伺ってきました。

アーティストGACKTさんインタビュー

◆なぜ鳴門市第一中学校を選ばれたのか?
~それは、夢をかなえるために本気で行動に移した生徒がいたから~
毎年ボクのところには、「うちの学校の卒業式に来てください!」っていうたくさんのメールが届くんですよ。
その生徒たちに、ボクのほうから「本当に来てほしいと思っているのか?どこまでやりたいと思っているのか?」って聞くんです。「卒業式でサプライズをやりたいと学校の先生に聞いてみたか?何度もお願いしたか?」ってね。
そうするとだいたいの場合、メールを送ってきた本人が途中で諦めてしまうんですよね。先生に断られたとかでね。
そんな中でも、最後までたどり着く生徒が何人かいるんです。そこから選んで、生徒たちじゃできないことをボクたちが最後にサポートして実現に至っているんです。本気になった生徒の夢をかなえてあげたいなって。
だから、「夢をかなえるために本気で行動した生徒が、鳴門市第一中学校にいたから」というのが理由ですね。
◆鳴門市第一中学校の生徒さんの印象は?
~大人になる前の初々しさがとても新鮮でした~
これまで何度か卒業式でのサプライズイベントを行いましたけど、中学校でやるのは初めてでした。今までの高校生たちと違って初々しかったですね。ボクが登場した時に「もっと近くに行きたい!もっと前で歌を聴きたい!」っていう気持ちはとても強く伝わってきましたけど、みんな恥ずかしさもあってか、イスからは動かなかったですよね。まだ自分を確立しきれていない世代ですからね。その気持ちと行動のギャップが、すごく中学生らしいというか、見ていてとても新鮮でしたね。

◆今回のきっかけになったY君と会われて感じたことは?
~次の夢を実現していく行動力はあるか?~
Y君から「GACKTと出会って、僕の人生が変わりました。いろいろなことを前向きにできるようになった。そんなGACKTに卒業式でサプライズライブをしてほしい。」ってメッセージが届いたんです。今回Y君の夢は一つかなったと思うんだけど、「これからも頭の中で描いたものを実現していく行動力はあるか?」ってY君に言いたいですね。今回のようなことを、ずっと続けていってほしいです。

◆「夢をかなえろ」に込めたその想いとは?
~アーティストGACKTとしての使命、それは・・・~
19歳の時にボクはある方と出会い、いろいろなことを教えてもらって、「人に背中を押してもらう喜び」を感じたんです。
歌が好きだから歌っているという面ももちろんあるけれど、やっぱり人の前に立つっていうことは、ステージ上のパフォーマンスだけではなくて、そういうものを通して「何かを示す」っていう使命があると思うんです。前を向いて進む勇気とかね。そして、今度はボクが誰かの背中を押す側だって。
ボクが示すことは、「夢を頭で描いているだけじゃなくて、実現するために行動に移せ。夢は見るのじゃない、夢は叶えるもの。」っていうことだと思ってるんです。何かをやりたいっていう熱意はみんなあるんだけど、本気で思って行動に移した人には、ちゃんと結果がついてくるんですよね。

◆全国の中学・高校生に向けたメッセージを一言
~夢をかなえるために本気で探し、行動に移せ~
中学・高校生のころなんて、自分の夢や目標、やりたいことが見つかってない人のほうが多いと思うんです。でも、それは決して悪いことではない。探せばいいだけなんだから。探す時間を与えてもらっているということを感謝して、しっかり探せばいいんですよ。
でも、「本気で自分の夢を探す」っていうことをやって初めて、本当にやりたいことや目標が見つかる。まずは本気で探す。そのために愚痴や不満ばかり言わずに行動に移すってことをみんなにやってもらいたいですね。自分の未来を、そう簡単にあきらめないでほしいな。

◆取材の最後に、徳島に関する話題を無謀にもGACKTさんにぶつけてみました!!
まいぷれ編集部記者(以下、ま) 阿波おどりってご覧になられたことはありますか?
GACKTさん 映像ではあります。徳島に来る飛行機の中でも、映像を見ましたよ。パワーがあって気合の入った感じ、いいじゃないですか。阿波おどりも含めて、昔から受け継がれてきたいろいろなものを、ボクたちの世代も含めて大人が子どもたちに伝えていかないといけないですね。「魂のバトンリレー」をしていかないといけないですね。

 「GACKTさん、そこに水あるでないで」は伝わりますか?
GACKTさん 「水、そこにあるじゃない」ってことですよね?
ま さすがですね。「あるでないで」は、関西弁の「ちゃうんちゃう(違うんじゃない?)」みたいに、県外の方には面白くて不思議な訛りなんですよ。あまり阿波弁を耳にされたことは無いですよね?
GACKTさん 今日、ゆっくり徳島の街を眺める機会ができたんだけど、地元の人の言葉を聞いていると、(関東の人の感覚では)関西の言葉、特に神戸(兵庫県)の言葉に近いって言うふうに感じましたね。
 徳島の人たちも、GACKTさんから地元・徳島に関するお話が聞けて、とても喜んでいると思います。GACKTさん、今日は本当にありがとうございました。
<まいぷれ徳島編集部より>
感動的なサプライズライブに目を涙でうるうるさせたまま挑んだインタビュー。GACKTさんといえば、「クールで孤高のアーティスト」というイメージを勝手に持っていましたが、今回のライブの様子やお話を聞いていると、今更ながら、とても情熱的であたたかいハートを持った、本当に素敵な方でした。
取材の最後にしていただいた握手。GACKTさんのパワーとその情熱がひしひしと伝わって、こちらもパワーをもらってきました。
GACKTさん、お忙しいなか時間をいただき、本当にありがとうございました。

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