徳島商業高校課題研究 ～地域活性化に向けた高校生の取り組み～
今年の課題研究は、商店街の方の協力もあり、これまで以上にじっくり取材を行えたことで生徒たちのそれぞれの個性が光るコンテンツが出来上がりました。また、キャラクター作りやその人気投票の実施、自分たちの取り組みをPRするためのラジオ出演など、充実した取り組みができたと思います。
今回の取り組みは、生徒たちにどのような変化を与えたのでしょうか？ アンケートをもとにまとめてみました。
※この課題研究に取り組んだ22名の生徒へのアンケート結果
高校生にとって、ポッポ街商店街はどんな存在だった？
質問） これまでに、ポッポ街商店街に行ったことはありますか？
グラフからわかるように、この取り組みを開始した段階では、約6割が「行ったことがない」、または「通行しかしたことがない」という状況でした。
高校生にとって、ポッポ街商店街はあまり馴染みのない場所であったことがよくわかります。
しかし、取材で何度も足を運んだことによって、生徒たちに少し変化が見られるようになりました。次の質問の結果でよくわかります。
ポッポ街商店街で、どんな発見がありましたか？
質問） 欲しいモノやサービスが見つかりましたか？
「新しい店や行ってみたい店を見つけた」という声とともに、「商店街の歴史を知ることができた」、「お店の方と交流を深めることができた」という声もありました。また、お店の方の親切で丁寧な対応や、地元愛に溢れる方と接したことで、長年地元で愛されてきた商店街としての良さを強く実感したようです。
また、約3割の生徒が実際に商品を購入したと回答がありました。
お店の方に商品について詳しく教えてもらっています。初めての「5本指ソックス」にも挑戦してみました。
取材で得た情報をみんなで編集。どんな風に作ると見た人が「楽しく」、かつ「お店の魅力が伝わるか」を熱心に話し合っています。
次は〇〇にチャレンジ！！
質問） 今後どのような取り組みをやってみたいですか？
生徒からの回答をいくつか紹介します。
・他にも興味のある店があるので、その取材を行ってみたい
・お店の方と一緒になってコラボ商品を作ってみたい
・商店街全体のPR活動をやってみたい
・全国の商店街と一緒になって地域活性化への取り組みを行ってみたい
限られた時間の中での取り組みでしたが、上記のような頼もしい声が挙がってきました。他にも、「店の手伝いをしたい」、「商店街の福袋を作りたい」という、ポッポ街商店街が『身近な存在』になってきたことがよくわかる声もありました。
まいぷれ徳島編集部より
今年は、ポッポ街商店街のみなさんの協力のもと、このような取り組みを実施しました。取材やコンテンツ制作の他にも、キャラクターの人気投票や、広報活動としてのラジオ出演など、生徒たちと一緒に新たなことにチャレンジすることができました。
地域の人と人とのつながりを深め、新しい魅力を作り出し、多くの人に知ってもらうという、言葉では簡単なようで実際は難しいものが、またひとつ「カタチ」になったと思っています。なにより、まいぷれ徳島の取り組みが、生徒たちにポッポ街商店街の魅力を感じてもらえるきっかけになったことをうれしく思っています。
ポッポ街商店街振興組合のみなさん、徳島商業高等学校の生徒のみなさん、ありがとうございました。
