シャハルのプログラミングスクールの代表を務める吉村健太（よしむらけんた）さんの仕事がどのようなものか気になり、私たちは徳島市中通町にある「シャハルのプログラミングスクール」へ取材に行きました。このスクールがどのようなスクールなのか、また吉村さんご自身の仕事について取材しました。

吉村さんの仕事について

どんな仕事をしているのか教えてください

　吉村さんは、本業であるITコンサルティングと穴吹カレッジの講師をしながら、このプログラミングスクールをされています。プログラミングスクールには、30人くらいの生徒がいて、下は小学2年生から上は社会人までがプログラミングを学んでいます。

吉村さんはどんな人？

　お話を伺った吉村さんは、真面目な方で、私たちの質問に一つ一つ耳を傾けて、丁寧に時には冗談を交えながら話をして下さり、とても楽しく取材をさせていただきました。

プログラミングスクールについて

吉村さんがプログラミングスクールを開いたきっかけを教えてください

　数年前からプログラミングに注目が集まるようになりました。ご存知だと思いますが、2020年から小学校でプログラミングが授業に導入されます。

　幼い頃から小学校の先生になることが夢だったことや、先輩から「プログラミングの講師をやってみないか。」と誘われたことがきっかけで今のプログラミングスクールを開講しました。

シャハルの名前の由来を教えてください

　シャハルとは、聖書に書かれている言葉で「夜明け」や「明けの明星」という意味があります。私はクリスチャンなので親しみのある聖書からとってきました。

プログラミングがどのようなことに役立つか教えてください

　プログラミングとは、それを覚えて使えるようにするのではなく、プログラミングをすることで自然にロジカルシンキング（様々なことを理論的に考えること）ができるようになります。

　これからの時代、キーボードがなくなるという人もいます。しかし私は無くなるとは思いません。パンチャーという一日中データを入力し続けている職業の人などはなくなるかもしれませんが、英語の羅列をつくるプログラミングのコーティングという作業ではキーボードで打つことが必要なため、無くならないと思います。

！！自分たちで調べました！！

ロジカルシンキングは相手を説得するのではなく納得させるために役立ちます。話し合いをするときに感情論でしゃべり続けるのではなく、しっかりとした根拠を元に納得させる能力が身につきます。プログラミングでは僕たちになじみの深いアプリケーションやゲームを作ったり、単純作業を自動化することもできます。

岡田君がプログラミングを体験してみました

まず、プログラミングとは？少し調べてみました。

　人間の思考速度より遙かに優れた性能を持っているコンピュータに、自分の想像した「こうしたら面白くなりそう」という人間だけでは叶えられない願いを、「プログラム」という言葉を使って伝えます。このときに、叶えたい願いをコンピュータに伝えることを「プログラミング」といいます。

岡田君の感想です

　プログラミングを体験して、自分の上下左右への命令に従って絵が多様な場所に動かせることに感動しました。また、いつもしているゲームでは、リモコンのボタンを押したりスマートフォンの画面をタップしたりするだけで、簡単にキャラクターなどを動かせますが、実は複雑な命令式からつくられている事を知りました。このことから、ゲームの他にもプログラミングが使われているものはなんだろう？と興味を持ちました。

スクール以外の仕事について

ITコンサルティングの仕事について教えてください

　コンサルティング（企業の経営者などに、専門知識を活用して現状の業務を把握し、問題の指摘や原因の分析をして解決案を提案すること）と、IT（パソコンや携帯電話を利用した情報通信技術。例えばSNSやインターネットショッピングなど。）を足して、企業の業務の流れを情報の知識や経験を使って改善し、仕事の効率を上げることです。

　例えば、昔は納品書や請求書などを手書きで、その都度書いて作っていました。しかし、今はパソコンで納品書のデータを入力することでそれに合わせた請求書が自動的に作られ、また料金の合計も計算されます。昔の手書きがあたりまえだったが、主に40代以上の人にパソコンで入力する方法を教えたり、伝えたりします。これがITコンサルティングの仕事です。

仕事のやりがいについて教えてください

　企業の方から、提案したシステムを使って「仕事がしやすくなった」や「早く帰れるようになった」と聞いたときにやりがいを感じます。

シャハルのプログラミングスクールに行って感じたこと

プログラミング教室と聞いて、机とパソコンが並ぶ部屋を想像していましたが、卓球台や畳があり、意外すぎて驚きました。＜浅野＞

プログラミングという言葉は聞いたことがありましたが、ITコンサルティングという言葉は聞いたことがなかったです。しかし取材したことでこのような職業があることを知り、まだまだ自分が知らない仕事があるのだなと改めて思いました。＜佐野＞

今回の取材はなかなか上手く段取りができなかったのですが、優しい対応をしてくださった吉村さんにとても感謝しています。＜中島＞

取材をする前はプログラミングについてほとんど知識がなかった私たちですが、話を聞くことでITやプログラミングについて知ることができました。＜稻實＞

実際にパソコンでプログラミングを体験することができて、家でもプログラミングをしてみようと思いました。＜岡田＞

プログラミングをしている子供たちの姿がとても楽しそうで、プログラミングが楽しいものだとよくわかりました。＜宮崎＞