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とくしま天体ショー

vol.07  月面X 2013年5月17日

vol.07  月面Xを撮影しました!

あすたむらんど徳島職員、田村氏によるコメント&観測報告

月面X (げつめんエックス)

2013年5月17日午後8時30分頃、「月面X」が見られた。
当日は薄雲の広がる天気であったが、月面に浮かび上がった模様を撮影することができた。

上弦の月(半月)のある時間、月の欠けぎわにアルファベットの「X」のような模様が見られ、「月面X」と呼ばれている。
2004年にカナダのアマチュア天文家が「X」の模様に気付いて、雑誌やインターネットに報告したことから注目されるようになったと言われている。

月はおよそ1ヶ月で満ち欠けを繰り返しているが、その周期はぴったり29日や30日ではないため、上弦の月ならいつでも「月面X」が見えるわけではない。
観察のチャンスはかなり限られてしまう。それだけに珍しい現象なのだ。

この「X」の模様を作り出しているのはクレーターだ。
みなさんは、朝、太陽はまだ昇っていないが、山のてっぺんに日が当って光っているのを見たことはないだろうか?
これと同じことが月面で起きていて、クレーターの縁のてっぺんだけが太陽光に照らされ、その形が偶然「X」に見えているのだ。

次に「月面X」が日本から見られるのは、11月10日午後7時30分頃と予報されている。その次は2014年4月7日だ。

残念ながら肉眼では見られないが、もし望遠鏡をお持ちなら、「X」の模様を生でご覧になってはいかがだろうか。