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取材に行ってきました!

池田町出身の映画監督・蔦哲一朗さんにインタビュー

「つたはん」の孫、蔦哲一朗さんが映画界で活躍中

次回作は祖父・蔦監督のドキュメンタリー

◆まず、監督の、今後の活動を教えてください。
これまで影響を受けた映画のように、美しく芸術的な要素と、強いメッセージ性を持った作品を精力的に作っていきたいと思います。
誰もが知っている祖父である蔦文也の歩んできた人生を、さまざまな人の視点から切り取った作品の撮影が先日終了しました。このような、ドキュメンタリー作品も今後作っていきたいと思っています。
◆まいぷれ徳島を見ている徳島の方にメッセージをどうぞ。
みなさんの知っている祖谷という地域にこんな問題があったのかということを、ぜひ知ってもらえたらと思っています。身近にあるからこそ、わかりにくい問題なのかもしれませんし、非常に魅力的な祖谷という地域を様々な人に映画を通じて伝えていきたいと思っています。
また、10~11月に、祖父のドキュメンタリー作品を徳島県内で上映できるように準備しています。実は知られていない「人間として」の祖父の姿を、地元の人にこそぜひ見ていただきたいですね。
また、徳島が誇る自然や阿波おどりといったものを組み合わせて、徳島の良さを発信していけるような映画祭の開催もしていきたいですね。

映画監督 蔦哲一朗プロフィール

蔦哲一朗(つたてついちろう)
映画監督。1984年生まれ、徳島県出身。

祖父は池田高校野球部の元監督・蔦文也。上京して東京工芸大学で映画を学び、07年に「夢の島」を製作。第31回ぴあフィルムフェスティバルにて観客賞を受賞したほか国内外から高い評価を得る。13年に地元・徳島の祖谷地方を舞台にした映画「祖谷物語-おくのひと-」を発表。東京国際映画祭をはじめ、トロムソ国際映画祭で日本人初となるグランプリを受賞するなど多くの映画祭に出品され話題となる。また第24回日本映画批評家大賞新人監督賞を受賞した。次回作、祖父・蔦文也元監督のドキュメンタリー映画が公開予定。14年、個人として阿波文化創造賞を受賞。